咽頭炎は、通常、かぜと呼ばれています。過労や気温の変化によって咽頭粘膜の抵抗力が低下した時にウイルスや細菌の感染を起こし、 咽頭や口蓋扁桃(こうがいへんとう)に炎症が起こり、痛みや発熱がみられます。
咽頭粘膜の発赤(ほっせき)がみられ、発熱、のどの不快感や痛みではじまり、せきや鼻汁などもよくみられます。 進行するとのど全体に炎症が広がり、赤くはれ、痛みが強くなります。
大部分は、かぜのウイルスに感染して起こります。のどかぜとも呼ばれます。
細菌性のものでは、A群ベータ溶血性連鎖球菌(溶連菌)によるものが多いとされていますが、全体の15%以下です。
溶連菌の感染によるものは、扁桃に白色の膜がみられることもありますが、軟口蓋に多数の出血斑(しゅっけつはん) がみられることが特徴です。
大部分がウイルス感染のため、これといった治療法はありません。発熱や痛みに対しては、解熱・ 鎮痛作用のあるアセトアミノフェンやイブプロフェンなどを投与します。
溶連菌によるものは、急性糸球体腎炎やリウマチ熱を合併する事があり、注意が必要です。細菌培養や溶連菌迅速検査を行い、 早急に診断を確定し、10日間程度ペニシリン系の抗生物質を投与します。
ただし、EBウイルスの感染が原因の場合、ペニシリン系の抗生物質で発疹を起こすことがあるので、注意が必要です。
とくに溶連菌による感染の場合は、指示された期間、きちんと内服することが大切です。あくまでも、 素人判断による薬の内服は避けましょう。
のどの痛みや発熱のために食欲がないようなら、痛み止めを服用させたあとに、水分や食事を少しずつ与えます。
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