様々な病気の原因となるブドウ球菌ですが、食中毒の原因としても知られています。ブドウ球菌歯健康な人の皮膚に普通にいる細菌です。
多くは、調理した人の手を介して食品にブドウ球菌がつくのが原因です。ブドウ球菌は食品中で増殖し、毒素を作ります。
この毒素は熱や乾燥に強いので、再加熱をしても食中毒を予防できません。
魚貝類、肉の加工食品、生クリームなどの乳製品、おにぎり、いなり寿司、 弁当などからブドウ球菌に感染して食中毒を起こす場合があります。食べてから短時間(4時間程度)以内に嘔吐、下痢、腹痛などが出た場合は、 ブドウ球菌が原因でしょう。食中毒の場合は、比較的軽症で終わることが多いようです。潜伏期間は1?6時間です。 高熱が出ることはあまりありません。
食中毒は、水分と食事療法が基本の治療となります。腹痛や嘔吐症状が強い期間は、無理に食べさせないようにします。 吐きけが強い時に飲ませたりするとよけい吐きやすくなります。吐き気や嘔吐が落ち着いてきたら、水分を少しずつ飲ませても大丈夫です。 乳幼児用イオン飲料や野菜スープ、薄めた林檎ジュースなどがいいようです。食欲が出てきたら、水分だけでなく、 お粥などの脂肪の少ない消化のよいものを中心に食べさせるようにします。
ほとんどが1日ほどで回復しますが、脱水症状を起こした場合などは点滴が必要となります。
ブドウ球菌食中毒に限らず、すべての食中毒を起こさないためには、下記の点に注意しましょう。
食材はよく洗い、十分に加熱し、調理したらすぐ食べるようにしましょう。
新鮮な食材を使い、早めに使いきるよう工夫しましょう。
手は清潔に、調理前には石鹸でよく洗うようにしましょう。
刺身、寿司、生卵などの生食は、乳幼児にはあまり食べさせないようにしましょう。
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