小児ぜんそくは何らかの理由で気管支の筋肉が収縮してせまくなるうえ、気管支内にたんなどの分泌物がふえてつまり、 呼吸がしにくくなります。アレルギー体質が原因ですが、まれにストレスによるぜんそくもありますので、 原因となるようなストレスがないか注意してみる必要があります。
気管支がせまくなり、気管内に分泌物もふえるため、軽い場合は、せきではじまり、ヒューヒュー、ゼーゼーと苦しそうな呼吸をします。 中程度の場合は、呼吸がさらに速くなります。寝ているのが苦しく、すわって肩で息をするようになります。 ゼーゼーいうだけで息苦しさもそれ程でない場合は水を飲ませ、ゆっくりと腹式呼吸をさせるとよいです。
乳児では泣き声が短くなり、授乳が難しくなります。重症の場合は安静にしていても呼吸が困難で、前かがみになり、口をきくのもつらく、 ひとりではトイレや洗面にも行けなくなります。チアノーゼを起こす場合もあります。
アレルゲン(アレルギーの原因物質)となるほこり、ダニ、カビ、花粉、大気汚染、ペットの毛、タバコの煙、天候の変化などに対して、 気管支が過敏に反応するためにおこります。
かぜなどのウイルス感染をきっかけに発作がおこることが多く、かぜをひいているときにアレルゲンを吸ったり、 疲れたりするとおこりやすくなります。
発作をおさえるには、気管支を広げる気管支拡張剤を使います。発作予防は、アレルゲンを遠ざけること、減らすことが基本になります。 また、抗アレルギー剤を使います。
発作がおこったら、体を横にするより、状態を起こしたほうが息がしやすいので、服をゆるめて上体をおこし、 背中をさすったり軽くたたき、冷たい水を飲ませます。
寝かせるときも、ふとんの頭のほうを高くし、上体をおこして、寄りかからせます。赤ちゃんはたて抱きにします。成長するにつれて、 発作は減る傾向があります。
体を鍛えることも大切です。しかし運動によってはぜんそくの発作を誘発するものがありますので注意が必要です。 水泳は発作をおこさず鍛えられる非常に良い方法です。
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